こうお考えの方は多いのではないでしょうか。
「スマホって、高いんでしょ。」
確かに、安くはありません。数万円して当然の商品なのです。しかし、高いから皆困っているのでしょうか?
安いほうが良いに決まっていますが、商品に一定の価格が決められているのは当たり前です。安くなれないなら買えなくなってしまいますが、安くはなれない場合も多いでしょう。
例えばどうでしょう、一品ごとの金額が記載されていない高級飲食店で自身が支払いをする場合、高額になるのではと怖くなります。
なにが言いたいかと言うと、スマホを買うにおいても、実際の価格と、実際の負担分を把握すれば怖さが軽減されるのではないでしょうか。
料金を本当に把握している方は多いのでしょうか?
そして、キャリアからの施策やサービスが加わることで負担は実は軽いケースもあるのです。
今回はスマホの価格例と、負担を軽減する仕組みを紐解いていきたいと思います。ぜひ、スマホ購入の明日へ一歩を踏み出しましょう。
学割や限定キャンペーンなど、今月がもっともお得な時期です。
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なぜ数万円代?
電話をかけることができて、メールができて、インターネットを観られる。
パソコンみたいなものですね。というよりも実際、パソコンをモデルに設計されています。
たとえばパソコンを買うとして、1万円もせずに何千円かで売られているパソコンがあるとしたら、なにも疑わずに喜んで購入するでしょうか?なにかのいわく付きでは?と疑念を抱かずにいられません。
精密機械ですから開発コストや部品、堅牢性のために原価は高いものです。
同様に、スマホも高額にならざるを得ません。かといって、パソコンよりも生活に密着しているものだから何とか高額負担を回避したいところです。
実質○○○円??
スマホは実は高額負担をなるべく和らげられています。スマホはほとんど月額に割引が加わった状態で請求されます。
ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリア共通での料金構成はこのように端末本体代を分割して購入の場合です。
基本料金 ○○○○円
接続料金 △△△円
パケット料 □□□□円
〜割引 (−☆☆☆☆円)
本体分割 ◇◇◇◇円
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(○○○○円、△△△円、□□□□円の合計)−☆☆☆☆円 に、◇◇◇◇円の本体分割を乗せると月々のランニングコストが計算できます。
−☆☆☆☆円と◇◇◇◇円の差額が端末本体分の実質的な負担というイメージで、“実質負担###円”とよく呼ばれています。
端末本体価格は減額されていないのですが、本体価格以外の料金から☆☆☆☆円を分割回数に揃えて割り引いていきます。
実際は基本料金やパケットなど回線利用の代金に対して割引をするわけですが、結果的には本体代が毎月###円だけ乗っていることに等しくなります。
例)
基本料金 1700円
接続料金 300円
パケット料 5000円
〜割引 (−900円)
本体分割 1500円
ならば合計額7,600円、実質負担は600円です。
この場合実際の端末価格は36,000円(=1500円×24回)ですが、実質負担の合計は14,400円(=600円×24回)なので、契約者は差額の21,600円得することになります。
ちなみに誤解されやすいのが「端末代は分割じゃないと☆☆☆☆円(例では900円)の割引は受けられないのでは?」ということ。
本体代から割り引けないと書いたとおり、一括支払いなら本体代が済んだ状態で☆☆☆☆円が引かれるので、そうすると分割購入した場合と比べて◇◇◇◇円(1500円)安くなります。
本体代は必ず清算するものなので、条件が悪くなったりはしませんから、払えれば一括のほうが後々楽でしょう。
各社の代表的機種の価格
それでは相場、実際の各キャリアのスマホ価格と実質負担を見てみましょう。
料金プランは各社、旧料金体系と新料金体系とあるのでここでは割愛し、端末価格と実質負担のみ載せていきます。
割引条件は新規契約なのか、機種変更なのか、他社からのりかえ(MNP)かで異なることもありますが、今回は例として機種変のパターンだけを理解していきましょう。
ドコモ (割引名称=月々サポート)
Xperia XZ
・本体価格 80,400円 24回払い3,402円
・月々サポート 1,674円
・実質負担41,472円(=1,728円×24回)
au (割引名称=毎月割)
Xperia XZ
・本体価格 73,440円 24回払い3,060円
・毎月割 1,161円
・実質負担45,576円(=1,899円×24回)
ソフトバンク (割引名称=月月割)
Xperia XZ
・本体価格 87,840円 24回払い3,660円
・月月割 2,180円
・実質負担総額48,600円(=1,480円×24回)
ワイモバイル (割引名称=月額割引)
Nexus 5X
・本体価格 38,880円 24回払い1,620円
・月額割引 864円
・実質負担総額18,144円(=756円×24回)
ドコモ、au、ソフトバンクの3社はちょうど同じXperia XZで比べることができました。
本体価格がもっとも高いのはソフトバンクだったのに、実質負担額はauがいちばん高額でした。
もちろんこの結果は機種により異なります。ワイモバイルだけは月額割引が実施されない場合が多いので、割引が実施されやすい安い機種をピックアップしました。
このように端末価格が高額だとしても、お財布から出て行く負担分まで同様に高いとは限らないのです。
例外 “一括0円”
読んでのとおり、端末価格が無料の状態です。他社からのりかえ(MNP)契約の場合に時折みかけられます。
端末価格が無料で済めばこんなによいことはありません。しかしこの場合、述べてきた月毎の割引額が下がることで、劇的に得をするでもないケースもあります。
また、他社からのりかえならばのりかえる元のキャリアから、契約期間中の解約による違約金請求(多くの場合10,260円)があるかもしれませんので、注意したいところです。
キャリアポイント
各キャリア(ワイモバイル除く)で毎月の支払いに応じてポイントの蓄積があるでしょう。
機種変更を何年もしていない場合は、貯まりにたまったポイントを利用することで、端末価格を大部分打ち消せるかも知れません。
キャリアを変えない、「機種変更」で有効です。手段の一つとして、覚えておくといいでしょう。
まとめ スマホの価格は高いが、よく把握して安心して買いましょう
各キャリア例のワイモバイル Nexus 5X の場合は極例ですがフィクションではありません。実質負担額をみると1万円台で済みます。
こうやって実質負担額をよく理解すれば、「意外と安い」と思えることもあるでしょう。ポイントを使ったり、影響が少なければ他社のりかえによる恩恵を受けるのも手です。
買い方の工夫により安くもなるし、「負担はいくらか?」に注目しましょう。
まずはどんな買い方ができるかを「知る」ところから始まります。
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